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2013.07.29 Monday

できれば個人的に生きたい。

 みなさんこんばんは。

書けば書くほど記事がなくなる斬新なブログ3回目です。早速1回目も2回目も消しました。
早速ですが先日、今話題の!風立ちぬを観にいきましたので
偏った感想や考察など自分勝手に進めていこうと思います。私のブログです。
言うまでもなくネタバレですので早く観て来てください。
何から言えばいいのかわからないので結果から言いますが、
私はとても感動したし好きです。
ですがこの感動は極めて個人的なものです。
私が昭和好きで戦闘機好きでものを作って表現する人間で女でそれなりの温室で生きて来た人間だからです。
二郎は一見、行動等を見ているととてもいい人なのですが一方で薄情者のようにも見られます。
シベリアのシーンは印象的だと思いますが、
裕福な家に生まれ小さい頃から飛行機に憧れ、夢でカプローニとかいうおっさんにも元気づけられ好きな勉強をさせてもらってしかもそれで力を発揮できて周りに認められている二郎にとって
家庭という出だしで躓いているあの貧しい姉弟の気持ちや立場などわかる訳ないです。
車の中から銀行かなにかの暴動?をみるシーンがありますが、
窓から見える風景は彼にとってただの風景です。臨場感はない他人事です。
ヘーそうなんだレベルです。
そんで二郎は薄情なのかというとそういうことでもないと思うんです。ちょっとちがう、
ただただわからないんでしょう。
悪気もなく、見返りを求めるでもなく目に付いた人にやさしい振る舞いをするんだけど
人の気持ちについて深く考えられないし考えたところで彼にはわからない。
落ち着いていて大人っぽいんだけど部分的にかなりこどもっぽいのだと感じます。
まっすぐ過ぎて残酷。
菜穂子が療養中全く顔を出さないのも薄情なわけではなく、
ただ彼にとって仕事を休むとか、人に頼んで暫く菜穂子と過ごすという選択肢がはじめからないのだと思います。
それは昭和の男の仕事観とかそういうことではなく彼が飛行機をつくる人間だからです。
小さい頃から飛行機の隣に居た(物理的な意味ではなく精神的な意味で)彼にとってそれをやらないという発想はないんじゃないでしょうか。
たとえ黒川が提案してもです。そんなことありえないです。周りから見たらもの凄く頑固です、ただそれに自分で気づいてない。
アイデンティティに飛行機がからみついていて離れなくていっそ二郎は飛行機なんじゃないかというレベルです。
菜穂子はそんな飛行機男に惚れちゃったんだからわがままは言えないんだと思います。
山で手紙を呼んだ菜穂子はそれを実感して名古屋来ちゃって二人のあの生活が始まるんだけど
周りの反対を受けながらも阿吽の呼吸でふたりがわかり合ってあの生活をしていたというよりは菜穂子がただ我慢していたように思います。でも好きだから幸せは幸せ。落としどころがあれしかなかった。
悪気のない二郎にとやかく言えないし、飛行機男に飛行機やめろだなんて間違っても言えない。
そして暮らしてる間もずっと時期をみて山に帰ろうと思っていたと思います。
綺麗なところだけ見せたかったというのも勿論ですが、自分の視界の中で菜穂子がどんどん弱って死んでしまったら流石の二郎も目が覚めてしまう。
あれっ飛行機?とか二郎が思っちゃったらもう大変です、それまで飛行機にまっすぐ過ぎた故にぐらついちゃったら不安定どころの話でないのです。
だから菜穂子の優しさなのかなあと思います、ただの予想です。
ここらへんは今なんとなく思っただけなのでわっかんないです。
そんでさいごに生きてって言います。最後の優しさと彼の人生に対する許しです。
庵野さんについては、別に悪い印象はないしいいんじゃないでしょうか程度です。第一声の違和感は衝撃ですが
他でさんざん言われてるだろうしここでは特に触れないでおきます、ただあのおっさんCM出すぎ。
あとこの作品の端々に見られる矛盾に人間のリアルを感じます。あーここらへんめんどくさいからいいや、でもそういうのも好きです。
あと実験的な声のSEとか、水や地震の表現とか気持ち悪くていいですね。なんか突っ切って来た感じです。
段々適当になって来たけどこんな感想です。
結局宮崎さんがもの凄く個人的に作った作品で、それまで表現者特有の無敵状態バリバリぶんぶんで生きて来たけどよく考えたら残酷なこともしていた自分(やついでに父親)の人生を肯定したかったんじゃないかなっていう印象なんだけど、私としてはもうおじいちゃんなんだからいいよって思いで勝手に見て個人的なところに共感して個人的に感動した作品です。
なのでこの感想文も個人的でどうでもいいと思います。
2017.02.01 Wednesday

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